副産物産店

2020/07/16 15:28


設計施工会社 TANKとのコラボレーションで、副産物産店の自動販売機ができました。

コロナ禍の困難な状況をポジティブに乗り越えるためのプロジェクトとして、

京都らしいトンネル路地をくぐった路地奥に自動販売機を設置して無人販売のイベントを開催します。

アーティストのアトリエから生まれる"アートの副産物"を詰め合わせた商品「BUYBYPRODUCTS(バイバイプロダクツ)」に加えて、"建築の副産物"も販売します。




自動販売機の外装デザインはUMA / design farmの原田祐馬さん、

蓄光シートによって昼夜で移り変わるビジュアルの変化にも是非ご注目ください。



<イベント開催概要>

日時:2020年7月25日(土)、26日(日)13:00~19:00

場所:kumagusuku SAS 

602-8126 京都市上京区中書町685-2

共催:株式会社TANK https://tank-tokyo.jp

※イベント期間のみスタッフが駐在しています。感染予防の上お越しください。




TANKからのメッセージ


TANK工場には建築や家具を制作する過程で生まれた「TANKの副産物」といえるものがたくさんある。普段は産業廃棄物として処理されるそれらを、山田毅氏(只本屋)と矢津吉隆氏(kumagusuku)が考案した、ものの価値や可能性について考える資材循環のための仕組み「副産物産店」を通し捉え直してみると、創造的好奇心を触発する素材の宝庫に見えてくる。

  

デザイナー、建築家、エンドユーザーなど様々な人がTANKの工場に訪れたとき、皆ひとつの感情が湧き上がる。それは、まだ見ぬ完成物に対しての期待感だ。その根源は数多あるに違いないが、ひとつ挙げるとしたら、これまで積み重ねてきた魅力的な素材の数々といえる。

恣意的に加工された素材がボルトやビス等の金物と同じ視界に入った時、「何かできるのではないか?」「こんな感じで組み立てれれば、あんなものが作れるのではないか?」そんな事を想像して彼らは期待の高揚感に包まれているのだろう。


今回、パッケージされた素材と部品は可能性の一端でしかない。これらをどのように組み合わせるかは手に取った者の自由であり、また、その用途についても購入者である「作者」に決めていただければと思う。オブジェクトとして保管するのもいいし、さらに部品や加工を加えてまだ見ぬ「何か」にしてもいいと思う。

   

これらTANK工場に溢れている可能性の欠片が、廃棄物ではなく副産物として誰かの手に渡り、その人の「何か」として使ってもらえれば幸いだ。


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