副産物産店

2024/02/13 18:25

「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」


会期:
2023年9月16日(土) 〜 11月12日(日)

会場:
奈良県 吉野町、下市町、下北山村
入場料:無料

主催:
奥大和地域誘客促進事業実行委員会、奈良県、吉野町、下市町、下北山村

協力:
永和実業株式会社、豊永林業株式会社(50音順)

プロデューサー:
齋藤 精一(パノラマティクス主宰)

エリアディレクター:

吉野町エリアディレクター 矢津 吉隆(美術家、kumagusuku代表)
下市町エリアディレクター SKWAT
下北山村エリアディレクター 浅見和彦(プロジェクト・ディレクター)、ゴッドスコーピオン(メディアアーティスト)、吉田山(アート・アンプリファイア)


参加アーティスト:

<吉野町>
北山ホールセンター、kumagusuku / 𡧃野湧 + 武内もも、sign play、副産物楽団ゾンビーズ、副産物産店(山田毅+矢津吉隆)、MAGASINN

<下市町>
SKWAT

<下北山村>
大小島真木、ゴッドスコーピオン、contact Gonzo、SandS、花形槙、Hertz(Discont + Riki Osawa)、松岡湧紀、やんツー+齋藤 帆奈+吉田山、yuge (hoge)

<吉野町、下市町、下北山村>齋藤 精一

スペシャル・コンテンツ|Rhizomatiks 


https://mindtrail.okuyamato.jp

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奈良県南部・東部に位置する奥大和で開催される芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」に参加しました。

<展示作品>
・副産物ブリコラージュ
アートの制作の現場からでる「もう捨ててしまうものたち」を副産物と呼び、新たな視点と価値を見いだすプロジェクトを展開する副産物産店。この作品は、吉野のまちを歩いて集めた、吉野林業、吉野和紙、木工などのものづくりの現場から出る副産物(廃材)やMIND TRAILの過去の展示の副産物、さらには副産物産店が普段の活動のなかで蒐集してきた副産物をブリコラージュして構成する作品。全国から集まってきた出自の異なる副産物たちが組み合わされることで「人類の創作への飽くなき渇望」が見えてくる。



・副産物最終処理場
アートの制作の現場からでる「もう捨ててしまうものたち」を副産物と呼び、新たな視点と価値を見いだすプロジェクトを展開する副産物産店。この作品は、吉野のまちを歩いて、吉野林業、吉野和紙、木工などのものづくりの現場から出る副産物(廃材)を集めカプセルに詰め合わせた「吉野の副産物の詰め合わせ」を持ち帰ることのできる作品。古いクレーンゲームの筐体を改造したオリジナルのクレーンゲームは内部空間をゴミ処理場に見立ててあり、普段は意識することのない処理場で働くクレーン作業員の労働とクレーンゲームを遊ぶ行為を重ねている。


・廃景/吉野
アートの制作の現場からでる「もう捨ててしまうものたち」を副産物と呼び、新たな視点と価値を見いだすプロジェクトを展開する副産物産店。この作品は、副産物産店の二人がその土地を訪れるなかで見出した「荒廃した景色」の中に副産物を加えて「廃景(はいけい)」をつくる作品。人は廃墟や荒廃した事物に惹かれる側面がある。副産物産店の二人が共通してもつ「終末的景色」に対する憧憬がこの副産物産店の活動の背景になっている。退廃的な景色には人の生命の陰影が色濃く現れる。今回の吉野の展示では、倒れた木々が折り重なって生まれた景色に、廃棄されたアクリル板を加えて「廃景」をつくる。




・副産物二人語り
アートの制作の現場からでる「もう捨ててしまうものたち」を副産物と呼び、新たな視点と価値を見いだすプロジェクトを展開する副産物産店。この作品は、副産物産店の二人がそれぞれ副産物にまつわる「もの」と「場」について語っている映像が流れている。同時に並行して流れる語りが、二人の視点の違いや意見のズレなどを顕在化していく。重なって打ち消しあう語りが、そもそも副産物そのものが捉えどころのない存在として二人の間に存在していることで、二人の語りもある一つの視点でしかなく鑑賞者にとってもそれぞれの副産物への視点が存在することを示唆する。



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